『ジャンボ干支絵』の安倍文殊院で眼福開運⭐︎

安倍文殊院のジャンボ干支絵

毎年、年末年始になると安倍文殊院の「ジャンボ干支絵」がSNSに上がってきて、今年こそは!と思いたちいざ行かん!

最寄りは、JR・近鉄「桜井駅」

北口の駅前には古墳モニュメント。桜井市の箸墓古墳(前方後円墳)がモデルとされてるそうです。

安倍文殊院行きのバスはあるけど本数が少ないので、徒歩約20分ほどの道のりをグーグル先生に道案内してもらいながら向かいます。

てくてく。

到着ーーーー!

大化元年(645)に創建された1300年以上の歴史がある祈祷寺『安倍文殊院』

事前情報なしに来たので境内の案内図を見てびっくり。古墳が2基もある!(古墳の数え方は“基”だそうです。後で調べた)なかなか見どころ満載です。

まずは本堂前の受付へ。

本堂には、御本尊「三人寄れば文殊の智恵」のことわざでも有名な文殊菩薩。拝観チケットは、本堂・金閣浮御堂それぞれと二ヶ所拝観できるものと3種類用意されてます。

初回なので全盛(二ヶ所共通特別拝観券)でチケット購入。本堂の参拝記念品は、「智慧のらくがん」一つとポストカード(善財童子像)でした。

本堂

本堂の中は撮影禁止なので写真ありません。コチラは、国宝である、「渡海文殊群像(とかいもんじゅぐんぞう)があります。中央にあるのは獅子に乗る文殊菩薩大仏師・快慶の作です。

高さがビックサイズなんと約7メートル!!近くで見ると大迫力です。獅子のユーモラスな表情もとっても素敵☆ その獅子の目線の先に「善財童子像」があり、呼び止められてる感じがとても可愛らしい。

善財童子像イメージ図

渡海文殊群像(とかいもんじゅぐんぞう)国宝

獅子に乗る文殊菩薩を中心として、向かって左に維摩居士(最勝老人)と須菩提(仏陀波利三蔵)、向かって右に獅子の手綱を持つ優填王と先導役の善財童子、四人の脇士を伴う「渡海文殊群像」は、雲海を渡り、私達衆生の魔を払い、智恵を授ける為の説法の旅に出かけているお姿です。

https://www.abemonjuin.or.jp/treasure/

他にも市指定重要文化財である「釈迦三尊像」など、見どころいっぱい。定期的に寺院の方のお話があり、干支に因んだお参り方法など興味あるお話を拝聴することができるので、本堂お参りはマストです⭐︎

絵馬のイラストは「騎獅文殊菩薩像」

稲荷社

安倍晴明の母親と伝承される白狐・信太森葛葉稲荷をお祀りされています。
たくさんの鳥居を潜りながら上っていくとあります。上からは金閣浮御堂(安倍晴明がお祀りされている)が見える見晴らしの良い場所。

西古墳

飛鳥時代に造立された西古墳。古墳の中でも全国でも数件とされる石舞台古墳、キトラ古墳と同レベルの「特別史跡」に指定されています。この古墳には弘法大師が造られたと伝わる「願掛け不動」がお祀りされています。境内に古墳あるってこの寺院すごいっ!さすが奈良⭐︎

金閣浮御堂

チケットを窓口に持っていくと特典のお守りと「七まいり」用のおさめ札をいただけます。受付の方から「七まいり」の参拝方法のレクチャー。古来より「七難即滅七福即生」といい、一生の内に七つの思いがけない災難があると言われてるそうで、七難に遭わないように難除け祈願をしながら御堂の回廊を一まわり「魔除おさめ札」を納めながら七回まわります。

七回まわり終えると「金閣浮御堂」にお祀りされる秘仏などをご拝観。パワーたっぷりいただきます🙏

石仏

四国八十八所・西国三十三所の本尊仏として祀られていた石仏を一同に安置していて、中央には弘法大師像。お参りする足元には「御砂踏み石」があり、この中には四国八十八所の御砂が奉納されていて、この上に立って祈願すれば各所を巡ったと同等のご利益が!ありがたい⭐︎

十一面観音

延命、病気治癒などを願ったが十一面観音。周りの側壁には四千五百体の奉納仏がお祀りされています。

白山堂

雰囲気のある流造屋根柿葺(こけらぶき)の社殿で、室町時代に建立、国の重要文化財にも指定されています。御祭神は菊理媛神(くくりひめのかみ)。菊理媛神は『日本書紀』では伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の縁を取り持たれた神様で、菊理媛の「くくり」は「括る」にもつながることから、縁結びの神様として良縁成就のご利益が厚いようです。左手を見ればハート型の絵馬。

東古墳

境内にある二つ目の古墳。飛鳥時代に造立され「閼伽井(あかい)の窟」とも呼ばれています。閼伽井とは「閼伽水の井戸」という意味で、古来より枯れることのない泉があったことに由来しています。この泉水は「閼伽水(智恵の水)」として、法要等に使う清浄な水として使用されているそうです。

合格門

ここをくぐり抜けて展望台を目指します。さぁ、今回のメインが一望出来る場所へ。

おぉーーーー!

黄色いパンジーでトラが描かれてる!!

毎年翌年の干支をモチーフにジャンボ花絵を作られていて、安倍文殊院のサイトをチェックしてみるとパンジー約8000株を使用とのコト。並べるだけでも大変そう!頑張る受験生へのメッセージとしてタイトルは「果敢にトラ(寅)イ」だそうです⭐︎

体の部分をよく見るとカタカナで「トラ」の文字が隠れています。芸が細かい。

コチラの花絵は翌年の4月まで楽しめるそうです。寺院のサイトではこの花絵を年賀状フォーマットに落とし込まれていてダウンロードできるようになっています。ぜひ、チェックしてみてください⭐︎

この高台からは、葛城山・畝傍山・二上山・耳成山・天の香具山と一望できます。安倍晴明の天文観測の地として伝わっています。

高台の右手側を見ると石碑にカタカナの文字。

なんだろ?!と思い案内板を読むと「ウォーナー博士」が古都の文化価値を訴えたおかげで奈良や京都など空爆リストから外されたそうです。それに共感された一市民であった桜井市の「中川伊太郎さん」が感謝の気持ちを残すため自費で建立されたたとか、もうなんか色々すごい⭐︎ いろんな人の思いが詰まってこの場所にあると思ったらお参りせずにはいられませんでした。ありがとうございます(感謝)

一通りぐるっと参拝終わったので、名物などを物色してまわります。

亀パン可愛すぎるーー。

チケットについてた「知恵のらくがん」お土産としてもまとめて購入できます。帰ってから食べたらめちゃ美味しくて買って帰らなかったことを後悔しました。これオススメです⭐︎

境内で栽培した木瓜(ぼけ)の実で作られた薬膳酒。

コチラのポスターも気になりました。説明を読むと「満月の日に限り蒸溜される 特別なジン 安倍文殊院を連想させる香りのクラフトジンです。 奈良の大和蒸溜所の協力の下で完成しました。 限定1000本 」とのコト。

安倍文殊院のお土産オンラインショップで購入できます。

しかさん
しかさん

春は桜。ツツジやサツキ。秋の「コスモス迷路」と一年を通じて四季の花を楽しめるよ!

ogw
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高台からの景色が良かったーー⭐︎

山々が一望できて気持ちいい景色だったよ。

アクセス

住 所  〒633-0054 奈良県桜井市阿部645
電 話  0744-43-0002
拝観時間 午前9時~午後17時迄(年中無休)
URL 
https://www.abemonjuin.or.jp/
最寄り 
桜井駅(近鉄・JR西日本ともに同名駅)から、徒歩約20分。
駐車場 
有料駐車場あり(乗用車200台・大型バス20台)

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