矢田寺『あじさい寺』は色とりどりの虹の国

矢田寺

奈良の圧巻の景観はいつも驚かされてばかり、今回はあじさいで有名なお寺がシーズンを迎えたとのことでいざ行かん!

場所は大和郡山市矢田町にある『矢田寺』。正式名称は『金剛山寺』、境内には約10000株、60種のあじさいが植えられていて別名「あじさい寺」と呼ばれるほど。

見頃のシーズンには近鉄郡山駅・JR法隆寺駅方面から「矢田寺」行きの臨時バスが増発されてるそうで、今回は近鉄郡山駅近くのバス停から向かいます。

バスに揺られること約20分。

到着!

「おかえりの時刻表をチェックしてください〜」とアナウス。(矢田寺でも同じ看板が掲示してありました。)

スマホでメモ撮。

さぁーー矢田寺!と思ったら、停留所は少し離れた場所。

目の前の道をみると坂道が山の上まで続いてて、ピカピカのお天気がツライ、炎天下の中ひたすら歩きます。車道にはすごい車の列。公共機関を使うのが良いですね。

近づいてきたと思ったらまだ坂道は続きます。初夏の日差しの中、カゲがないので日傘必須です! 参道には出店も出て祭り感が漂います。そしてひたすら登りますww

はい、やっと到着、 、、門前近くにお店がありすでに休憩したい気分になります。

それにしてもさすがっ、あじさい寺!門前からすごいキレイなあじさいの群。色のグラデーションが美しい。

案内図をみると境内の奥深さが感じられます。広いんだなーっと思って山門を潜ると、、

そこには急登な階段!

『山寺』と言うだけあって、山です。坂です。階段です。この後も階段、階段、階段が続きます。おばあちゃんとか大変そうで、お孫さんに支えられながら登ってました。いい景色には試練がある。

「ここは金比羅さん!?なのか!」と思うほど、これから来られる方は心してきてください。水分補給を忘れずに。

そんな道中にも素敵なあじさい群がお出迎え。しんどいけどキレイな景色を見ると回復します。

境内に到着して振り返ると、街が一望できました。登ってきたなーって感じます。

まず最初にお出迎えしてくれたのは、お地蔵さまたち。

あじさいとの取り合わせが可愛くて素敵です。

矢田寺は、平安時代に地蔵菩薩が安置されてから、たくさんのお地蔵さんが安置されるようになり「矢田のお地蔵さん」として親しまれてるそうです。こちらのお地蔵さまは、そのほとんどが右手の親指と人差し指を結んだカタチで「矢田型地蔵」と呼ばれています。

「みそなめ地蔵」

こちらは有名な「味噌なめ地蔵」(鎌倉時代後期)。

“その昔、農婦が自家製の味噌の味が悪く困っていたある夜のこと、夢の中に石のお地蔵様のお告げで「我にその味噌を食べさせてくれたら、良い味にしてやろう」と聞き、翌朝、矢田寺へ参って参道を見ると、夢に立たれたお地蔵様がおられたので、 味噌をその口もとに塗ったところ、家の味噌の味が直ったそうな。” と言う話が伝わって、みんなが新しい味噌を作ると味が良くなるようにとお地蔵様の口もとへ塗ったので、次第と「みそなめ地蔵」と呼ばれるようになったみたいです。

参道を進むと「あじさい見本園」

こちらではいろんな種類のあじさいが見学できます。

「流れ星」
「六甲アジサイ」
「アナベル」

色味やガクのつきかたが様々で見ていて全然飽きません。

境内も広くどこかしことあじさいが咲きほこってます。

春日社の門前手前にある手水とあじさい。

本堂裏にもたくさんのあじさいが。

本堂裏に「御影堂あじさい庭園」の案内が目に止まり。

ふらり行ってみると、、、っと思ったのですが進めば進むほどに登り階段を奥へ奥へ進んでいて、いつの間にか登山者の気分に。もうこうなったら登り切ってやる!と辿りついた「御影堂」

あじさい庭園と言うだけあってぐるりあじさいで囲まれていましたが、ここまできた達成感しかなく。静かに眺めるには良い場所。ここまで登って見られる方はほぼおらず。体力ある方のみこちらへどうぞと行った感じです。

御影堂近くにあった看板をみると、こちらミニお遍路『四国八十八か所霊場巡り』があるそうで。この御影堂よりさらに奥へ続く道もあり、全行程は一周約4.5kmのコース約2時間のコースとのこと。四国八十八ヶ所霊場の各本尊を現した石仏が配置されて四国八十八ヶ所霊場をまわったのと同じご利益が得られます。

下っていくと、大師堂と閻魔堂のあいだにあるあじさいが見事! 足が止まる。

ボリュームがある花だけに群の圧倒感と色とりどり感が美しい。

舎利堂を背景に咲くあじさいの花。

ここまでのあじさいだけでもお腹いっぱい感ですが、こちらのお寺のメインの場所はこちら「あじさい庭園」

かわいいフォントの看板。

秘密の花園感がある、あじさいに囲まれた石畳の小径。

あじさいに包まれながら楽しめる庭園。起伏のある丘陵地に植栽されており、散策路も高低差があるので見上げたり見下ろしたり、いろんな角度から鑑賞できて満喫感ハンパないです。一周するのに3~40分程度

上に下にあじさい、あじさい、あじさい!

「ハートのあじさい」見つけました。

しかさん
しかさん

矢田寺は、あじさいの名所として関西のランキングでも常に上位なんだ。

ogw
ogw

色彩の大洪水やーーっ!てくらいあじさいを堪能できて、いつの間にかいっぱい歩いてたよ。庭園もアップダウンがあるので歩き易い靴でくることをお薦めします。

アクセス

所在地 〒639-1058 奈良県大和郡山市矢田町3549
URL http://www.yatadera.or.jp/
TEL 0743-53-1445
観覧料  ※6月上旬~7月上旬のみ有料 大人500円、小学生200円
開園時間 9:00〜17:00
定休日 3月~11月/無休・12月~2月/月曜(祝日等と重なった場合は翌日)
最寄り駅 近鉄郡山駅からバスで矢田寺前(約20分)・JR法隆寺駅からバスで矢田寺前(約23分)、バス停から徒歩約5分

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