春日大社社紋にゆかりの藤。いつもはGW中や5月初旬が見頃らしいのですが、2022年は4月半ばなのに、もう満開とSNSで藤開花の情報を知り、晴れの良き日にいざ行かん!
春日大社参道にはシカさんのソーシャルディスタンスの横断幕。見頃を迎えていることをアピールする『萬葉植物園』の幕もデカデカ。
さぁ、入場と思ったものの、お隣の『春日荷茶屋』の季節の粥の誘惑が、、
ゆっくり見てまわる為にも、まずは腹ごしらえ。
今回は豪華に『大和名物膳』。
はい、きたーー☆ 柿の葉寿司や桜もち風くず餅デザートまでついた豪華膳。
たけのこ食べると春がきたって感じます。今回も出汁の味わいぎゅっと詰まったお粥で美味しいーー美味しいーーっと感嘆しながらあっという間に完食。ごちそうさまでした。
お腹も落ち着いたところで、あらためていざ入場。青紅葉もおひさまに照らされてピカピカ。
正面入り口すぐには今育っている植物が一覧できる案内板。
入り口左手にはお出迎えの枝垂れ藤。垂れ下がりが長く、藤棚とは違い真横に藤があるので間に入って撮影されてる人がたくさん。先にはもっと群生した場所があるので、ここで足止めしている場合じゃないと先へ進みます。
次に出てきたのは、黄色いヤマブキ。案内板の下には萬葉集の歌碑。
『萬葉植物園』は、萬葉集に詠まれた植物を植栽する日本で最も古い萬葉植物園として開園されたそう。
なので、観賞用のものばかりでなくダイコンも植栽されてました。
いつも食べているダイコンから茎がぐぃーーーーーんと伸びてかわいい花が満開。このヴィジュアル衝撃!
朱色の太鼓橋とツツジがキレイと目を向けると、片岡梅林から移築された『円窓亭』が!ガラス窓が入って、障子まで貼られて、見違えるほどキレイにリニューアルされてました。
うつくしいーー。
園内広く池もあり、その中央の島には立派な巨木!
こちらは『臥龍のイチイガシ』と呼ばれる老巨樹(奈良市指定文化財)。大嵐で倒れたそうですが、そこから幹を横に伸ばして地に長く伸びるさまはまさに龍のよう☆
園内正面入り口からみて左奥にあるのが『歌泉堂』。柿本人麿公がお祀りされてます。八角形のお堂が運気上がりそうな雰囲気。
途中MAPを確認、やっと半ば。メインの『藤の園』はもう目の前!
近づいて行くと入り口付近からもういい香りが漂ってます。その香りに誘われてか、蜂たちがブンブンと羽音が響くくらい飛びまくり。
ちょうどを見頃を迎えた花がみっちりで、春が一気に訪れた感じ☆
どこもかしこも見渡すかぎり藤だらけ。
萬葉植物園では20品種、約200本植栽されてるそうで、『立ち木造り』になっており、見上げることなく正面から藤を香って愛でれます。
池の周りに群生している藤が最高に美しく、鯉や水面に写る感じも素敵すぎる☆
藤色(むらさき)だけしか、しらなかったけど、白やピンク・緋色と色のグラデーションが眼福。
驚いたのが、『八重黒龍藤(やえこくりゅうふじ)』と遠くからみるとまるで巨峰のようなみっちり花びら。八重の藤って初めてみた。これも藤なのか!とビックリ。
『九尺』高く長く垂れ下がる藤の花が圧巻!
藤は萬葉植物園のメインフラワー。いいタイミングでみれて良かったね☆
色とりどりの花と甘い香りに酔ってしまいそうで、素敵すぎー☆夢見心地だったよ。