ずっと行きたかった『又兵衛桜』。でも徒歩移動の自分には、たどり着けないくらい遠いんだろうなって思い込んでいた。が、今年こそは行こう!と決断して、アクセス方法を調べて見たら、意外と交通の便が整ってて、意外と近かった。行動を起こす、調べるって大事!天気と開花のタイミングを見ていざ行かん!
最寄り駅は、近鉄「榛原(はいばら)駅」難読駅名。出口は一箇所。駅前にバス停があるので、迷わなくて安心です。目的地行きのバス乗り場は午前9時前と午前9時以降で乗り場が違うので要チェック!
少し早めについて待ってると臨時のバスがやってきて予定より少し早めに乗車。
道中に宇陀川沿を走っていくので、車窓から河岸の桜並木がコマ送りのように次々見えてきてテンション上がる。水面に写り込んで桜がまた素敵。
最寄りのバス停は『大宇陀高校前』そこから徒歩で約20分。「まっすぐ進んで右手ですよ!」とバスの運転手さんに案内されるも目の前の『阿紀神社』はコチラの看板が気になってふらり寄り道。
バス停から徒歩約5分ほどで到着。
鳥居をくぐると一番最初に見えてくるのが「能舞台」。こちらで映画『すくってごらん』のクライマックスシーンを撮影されたみたいで、パネルに現場の写真が貼られ展示されてました。こちらの舞台では6月中旬に舞台から数百匹の蛍が放たれ、薪能「あきの蛍能」が催されるそうです。
こちらの神社は『もと伊勢』と呼ばれており、伊勢神宮と同じく本殿は唯一神明造り南向きで、鰹木が10本上がっています。倭姫命御一行が最初に社地に定められたのが現社地近くの「照巣(てれす)」という場所で4年の間、天照大神が祀られていたそうです。小規模ながら風格のある雰囲気が漂ってます。
境内には神社の由来や伝説など書かれたプリントが貼られていてとても興味深いものばかりでした。
神社の近くに「高天原」という阿紀神社の旧社地があり、パワースポットになってるよ。
一通り堪能したあとは、本ルート又兵衛桜へ向かいます。
目標地点近くの駐車場を通ると、交通整理のお兄さんがこっちの道通ったらいい景色ですよ♪っと紹介してくれ、言われるがまま行って見ると、
隠れた名所『北向き地蔵』の根元に咲く見事な一本桜に出会えたーーっ☆
寄り道することで色んな景色に出会えたよ。この道を紹介してくれた駐車場の人に感謝☆
川沿いに進むと花が咲き乱れる一画が見えてきて、目標地点に到着。入り口には、協力金入れるボックス。100円入金(キレイな桜保護してくれてありがとうございます)。順序通りに進むと又兵衛桜の裏側をぐるり。濃いピンク色の桃の花が華やかなでキレイ。
そして、今回のメイン
はい!どどっーーーーーーーーーーん!!でかっ!石垣の上にあるので下から見上げると枝垂れ桜が降り注いでくるよう。1本でこの存在感すごいっ。これは是非ともみんなに体感してほしい。
又兵衛桜の周辺にもたくさんの桜が咲いていて、角度を変えて又兵衛桜を堪能。
又兵衛桜は、樹齢300年とも言われ、幹周約3m、高さ約13mと見事☆ 名前の由来は、戦国武将として活躍した後藤又兵衛がこの地へ落ちのび、僧侶となり一生を終えたという伝説が残っており、この枝垂れ桜が残る地も、後藤家の屋敷跡にあることから地元では『又兵衛桜』と呼ばれるようになったとか。(現場にある看板説明より引用)
と、グルグル歩き回って小腹が減ってきたので近くにあるお店を物色。
昔ながらの木灰地込み、生こんにゃくいも使用!と書かれていて気になり「串こんにゃく」を購入。上にはゆずみそをオン!市販のこんにゃくとは全然違って、ぷるぷるでめちゃ旨っ!これは食べないと損だね☆
桜以外にも菜の花や水仙が咲いていてキイロにピンクと目に華やか、芝生の間からはつくしが生えているのを見つけて、春を実感&満喫。(撮影日:2021年3月30日)
春がぎゅっと集まってる場所だね。
又兵衛桜は見る角度によって雰囲気も変わるから写真撮るのが止まらなかったよ。次回は宇陀川沿いを歩いて桜堪能しながらくるのもいいかもーー。宇陀素敵すぎた☆