しだれ桜ばかりの桜の名所が東吉野の奥地にあると知り、今年こそは行きたいなとシャトルバスの予約など調べはじめてたところ、奈良在中になったともだちが車で運んでくれることに☆(感謝)
奈良 東吉野村にある『高見の郷』は、名峰・高見山にほど近い標高650mの丘に、しだれ桜が約1000本以上! 山間部にある「しだれ桜」ということから、奈良県内の桜に比べ遅めの開花時期となっています。開花のタイミングはホームページやSNSでチェックです。
訪れた日はシトシトと小雨ふる雨模様。会場近くになるとたくさんの駐車場が見えてきます。一番遠くで第7駐車場があったので、晴れの土日の人だかりが想像できます。平日と言うこともあり、第2駐車場へイン☆(駐車無料)
車から降りようとするとスタッフの方に「雨降っているので、シャトルバスがくるまで車内でお待ちください。」と丁重なご対応。待っていると車近くに停車していただけ、受付(入場チケット購入場所)まで運んでいただけました。
これなら、たとえ一番遠い第7駐車場になっても受付まで送迎してもらえるので安心☆
各駐車場からの『無料送迎バス(シャトルバス)』ありがたや
(新)受付 チケット販売所
受付場所につくと整理のための白線が引かれてましたが、平日の雨の日と言うこともあって入場券も並ばず購入。
順番まちもなくカートにイン。
カートは最大5人乗り。乗ってみると運転手なし!
係の人が緑のボタンを押すと自動運転で前進始まる。道路に埋め込まれたラインに沿って進んでいくようです。お山に向かってカタカタと前進していったと思ったら、傾斜がヤバい!! 体感的にはほぼ90度! ギャーギャー叫びまくって、アトラクションのような楽しさ満点でした。
途中茂みの中に鹿さん発見☆
高見の郷マップ
カートの到着は「展望台」入り口。そのまま乗って行くと「天空の庭」までいけます。
(景色を見上げながら徒歩で入場したい場合は(旧)受付から。徒歩専用のチケット販売所もあります。上記のマップは受付でも配布されてます。)
千年の丘 展望台
カートを下車し、まずは「展望台」を目指し階段を登ります。
階段途中のしだれ桜も見事。
階段を登りきり、向かいの山を眺めると山間に広がるしだれ桜並木が圧巻☆ 山頂には雲もかかって天空感溢れる風景が広がっていました。
「千年の丘」からはしだれ桜の一目千本。
「しだれ桜 高見の郷」の誕生について
私の家系はもともと檜(ひのき)や杉を育てる林業を営んでいました。
しかし、林業の衰退に伴い山はだんだん荒れて行きました。
そんな時、山を有効活用できないかと考えていた父と
花が好きで県外まで見に行く母から「高見の郷」は誕生しました。
日本全国桜の名所はたくさんありますが、しだれ桜ばかり1000本は大変珍しいです。
しだれ桜の成木を買って来て、2004年に植え替えました。
生長した枝垂れ桜をお楽しみください。
高見の郷 代表 島崎照章
「高見の郷」公式サイトより引用。
2004年に誕生したお花見スポット☆ 「ソメイヨシノ」の樹齢が100年ほどなのに対し、「しだれ桜」は手入れしだいで何百年も花を咲かせ続けることから、山を守りたいと願う島崎さんたちの心のこもった桜たちです。
展望台から「天空の庭」へ歩いて向かいます。山の谷間の桜が左右に広がり華やかです。
天空の庭
桜の植樹されているふもとに降りていくと、そこは桜の洪水🌸🌸🌸 見上げると流れるような枝と桜の花に包み込まれる。
傘をさして立っていると桜の雨が降ってるようです。美しい景色☆
傘には舞い散った花びら。
歩き回って疲れたら、園内にはテイクアウトのお店や食事できる場所もあります。
記念植樹コーナー
このエリアには桜の木の下に植樹された人の記念石が置かれており、メッセージや詩などが刻まれてました。いろんな種類の桜が植えられてました。
下山は階段で降りていくこともできますが、帰りもカートを利用させていただきました。
霧がでて幻想的。枝垂れ桜の中を進んでいきます。
新受付に戻り、無料シャトルバスで駐車場へと帰ります。
出立するときには案内係の方々が手を振ってお見送りしてくれました。テーマパークに来たような満足感。わざわざ訪れる価値のある場所でした。
標高が高いので山頂はすこし肌寒いよ。もしもの時の防寒対策も忘れずにね。
奥深い場所にあるので、この場所に来れたこと、この景色を見れたことがすごいうれしかった☆